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The place of a person's death

the impurity of the world.
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零~刺青の聲~シセイノコエ  コラムより


ひとつの死は その死者の中に 棲まひゐし 幾人の死者を とはに死なしむ
稲葉京子歌集『天の椿』より


大切な仲間が死んで、その死が自分に原因があるのではと思い、後を追うことを考えていた時にも、この夢と短歌を思い出した。それによって、死ぬ理由を生きる理由に逆転できた気がする。


そんなことに気づき、この死者を扱う零というゲームをを締めくくるエンディングが、

   大切な人を失った「生き残ってしまった人間」の痛みが和らぐことはないけど、
   それでも「失ったことこそが生きる理由」だと気づき、生きて行くというシナリオ

にならないかと、エンディングを作っている時に考えてました。

このゲームの主人公・怜にとって、生きる痛みは結局は和らぐことは無いけど、優雨を失ったことこそが生きる理由だと気づくところや、怜は優雨と一緒に逝きたいけれど、怜ひとりの死が、その人の中にいる死者たちも生きる者も殺してしまうという優雨のメッセージは、はっきりとは語られないまま、ユーザーに投げています。

ゲームのキャラクターが明言するのではなく、プレイヤーが気づいてくれれば…と思っていました。
あのエンディングについてはいろんな感じ方があると思うし、ユーザーがそれぞれに感じてもらえればよいと思います。



このコラムを見た時、すでにこのゲームのエンディングを見てしまった後に見ました。
確かにあの時の優雨の言葉は、とても深い意味だったと思います。
優雨の最後の台詞が怜を救ったね↓(聞き取り難くて多分違っている箇所もあると思うが、ほぼ内容はあってるよ)




「君が 君が死んでしまったら 僕は本当に消えてしまう。
 君が生きるなら 僕の影も生き続ける
 だから・・・ だから 生きて欲しい。」

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1990/10/31
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